井上ひさし展に行きました。

 

井上ひさし展に行ってきました。

 

新宿駅にあるよく展示関連のポスターが立ち並ぶ連絡通路に展示情報が掲載されていて、この頃またひょっこり熱が再燃していたので好機を伺っては会期ギリギリに赴くことができました。

 
井上さんの作品は、ひょっこりひょうたん島に対しては生半可に少し焼き色がついたくらいの愛を注いでいましたが、その他の作品には触れたことはありませんでした。
それ故にほぼ無知の状態で立ち尽くささないかが少し不安のままエイヤアと乗り込んだ次第でした。

 
帰ってきてから思い返すと、閲覧中に4回ほど泣いていました。
エリアの節々で大きな壁に綴られた井上さんの言葉が出現するのですが、その内容が芝居づくりに関することであったり、生きていく中での「笑い」について語ったのものでその壁を静かな空間で見上げながら読んでいたら救いのような、「ほんまそれ~」のような感情で涙が出ていました。(ただ単純に文字が大きくてその圧で感動してしまったのかもしれません。)

 
ひょっこりひょうたん島を手掛けたことについても触れられたブースがあって、展示された井上さん直筆のアイデアノートに目を輝かせるなどしました。
会場全体に渡って井上さんの生原稿が展示されていたのですが、その原稿が個人的には印象的でした。(字の大きさが均一で丸みがあってかわいい。文章・文字を削る時の塗りつぶしが丁寧でかわいい。)文字の原稿でヴィジュアルにおいても作品に見えたのは初めてかもしれません。

 
前述でも話した通り、自分はひょっこり以外の作品には触れてこなかった人間でしたが、他作品の原稿や、内容の一節を読むと「やはりあの作品を作った方だ」といった感覚がありました。
すこしひねた文章であったり、言い回しであったり、気持ちの良い言葉の流れだったり、一貫してそう受け取れるものがあったので、「これは他も読まねばならない…」となりました。(「井上ひさしならこれやで!」といった作品があったら教えてください。とりあえず手鎖心中を読んでます。そのあと組曲虐殺を読む予定です。)

 

過去に上演された芝居にはひょっこりや小さなバイキングビッケで音楽を担当されてた宇野誠一郎さんが音楽で多く参加されていて、そのあたりの芝居を観たくて堪らなくなったのと、あとは2007年に上演されていたロマンスに生瀬さんが出演されていて「グワーーーーーッッッ!!!!!!!」となりました。DVDないかなと思って探しましたが多分なさそうです。あーあー

組曲虐殺も去年の10月ごろ上演されていたそうで、「俺はいつもワンテンポ遅い…」ってなりました。最近こんなんばっかや。

 

他にも多々素敵な文章等を読んではニコニコしたりしました。何かを知るたびに知った時の喜びと自分の無知を痛感してぐにゃぐにゃします。

 壁に書かれていた井上さんの言葉は、芝居に関わっている人はもちろん何かを作っている人にもグサグサくるものだな…と感じたので会期は本日までですが今日暇だわって方はふらりと行ったらもしかしたら楽しいかもしれません。入場料は800円でした。

 いろんなコンテンツを知っていきたいという気持ちと、時間の使い方の不器用さで積みコンテンツがボコボコ増えては人生が足りなくなっています。
でも「その時やりたいことを一生懸命やればいいよ」とお言葉をいただいたので、そんな風にして重ねていけたらいいんでしょうか。いつかよかったと思えたらいいです。

 

 そんな日記でした。

2020.12.06 Sun